最近、朝の出勤前の時間をあえてとって読書などの時間にあてている。
一時期、職場と自宅が結構離れていた時期があり、往復2時間近くかかっていた。その時間を読書にあてていたのだけど、その後職住近接にしたので読書時間がなくなってしまっていた。
しかし、気になる本は次々に出てくるし、本を買うのは好きなので積本ばかりがたまっていく状態。
積本とインプットできないことのストレス解消のため、朝のインプット時間を設けたわけだ。
しかし、時間は限られている。
今までのように隅から隅まで読むようなスタイルでは量が読めない!
という事で、ビジネス書の多読をすすめる、本田直之著の『レバレッジ・リーディング』を読んでみる事にした。
もくじ
ポイントを絞って読み、その内容を反復して自分のものにする。
この本で伝えたいことは「ポイントを絞って読み、その内容を反復して自分のものにする。」ってことだと思います。というか、自分の中で受け取った内容はこれです。
本の内容としては、次の4点。
- 「なぜ多読をするのか?」
- 「目的を持って本を選ぶ」
- 「1日1冊戦略をもって読書」
- 「読んだ内容を自分に落とし込む」
それぞれを例を踏まえながらわかりやすく解説している感じです。
なぜ多読をするのか?
特にビジネス書はその時代やトレンドなど、新しい内容がどんどん出てきます。
多読をする事で自分の中の「常識」を更新することができます。
世間の流れについていくためにも多読しよう。
また、同じテーマのビジネス書を複数読むようにします。
一冊の著者の意見が全てと思い込んでしまう危険性を避けるためにも同じテーマの本をなるべくたくさん読みましょう。
目的を持って本を選ぶ
得たい情報をきちんと意識して、本を選ぶところから目的意識をきちんともって選ぶほうがいいです。
本はたくさんの数が出ていて、全てを読む事は不可能です。
口コミや書評サイト、自分の勘以外も積極的に取り入れて本を選ぶようにしましょう。
1日1冊戦略をもって読書
無駄にだらだら読まないように、次の点に注意して読書をしよう。
- 本を読む目的を明確に
- 制限時間を設ける
1~2時間程度 - 全体の俯瞰
まえがき、目次、あとがきをチェックして全体の要素を把握 - 読書開始
緩急をつけてよむ。ポイントを押える。
この本を読んだあとにすでに何冊か読んでいますが、特に最近のビジネス書はとてもわかりやすい形で構成されています。
ポイントは太字になっているし、章の最後にはまとめがあったり。
伝えたいポイントを繰り返し、いろいろな実例を使い説明しています。
例などを除くと文章量はかなり減るので、理解できたと思ったらその辺を飛ばすとかなり時間が短縮されます。
本の全てを実践しようとしても無理です。
1項目だけ抜き出してそれを実践するほうがきちんとリターンが得られます。
「レバレッジ・リーディング」であげられていた例で気になったものがあったのでメモ。
カラーバス効果
加藤昌治著『考具』から。
注意してみると良く目に付くという考え。
「今日は赤いものを何個見つけられるかな?」家を出たとたん赤いものが目に付く。
目的を持って読む事で、必要な部分が目に入るようになる。
80対20の法則
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱。「イタリア国民全体の二割が、イタリア全体の富を生み出している」という働きアリの話に似たお話。
読書でも二割理解できればその本で著者が主張したい事が理解できるのでは?
読んだ内容を自分に落とし込む
読書後のフォローを必ず行うようにしましょう。
読んでいるときに、ラインを引いたり書き込みをしたりするように本書はすすめていますが、個人的にメモ書きを書き込むのになぜか抵抗があるので、自分は付箋を貼るようにしています。
あとから見返してメモに落とし込もうと思っているのですが、見返した際になぜ付箋を貼ったのかわからないときもあるのですが、それはそれで自分に必要ないと思ってそこは捨てます。
空き時間にメモを何度も読み返し、自分の中に溶け込み自然と実践できるようにします。
メモはテーマ、データ、引用文などに分類しておくと良いです。
レバレッジ・リーディングでは読書は投資と捉えるので、きちんとリターンを得るためには読書後のフォローが一番大切だと思います。
早速実践してみよう
実践のひとつの形として、記事として落とし込んでみようと思いました。
本来はもっと簡単なメモ書きとして常に持ち歩ける状態にしておくのが、レバレッジ・リーディングではベストとしていると思いますが、常にネットが近くにある自分の状況ではブログに書き起こす事で、頭の中を整理出来ていい感じです。
また、自分が興味のある分野を外に伝える意味でもこの方法がいいと今は思っているので、定期的に続けて行こうと思います。